立ちくらみのようなめまい内科も選択肢(起床時)

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朝、布団から起き上がろうとした時や、ベッドから立ち上がった瞬間に、クラッとしたり、フワフワしたり、目の前が暗くなるような立ちくらみのようなめまいを感じる場合、その原因は内耳の異常だけでなく、全身状態や自律神経の乱れ、あるいは循環器系の問題である可能性も考えられます。このようなタイプのめまいが起床時に起こった場合は、内科や循環器内科の受診も視野に入れましょう。最も一般的な原因の一つが、起立性低血圧です。これは、急に立ち上がった際に、重力によって血液が下半身に移動し、脳への血流が一時的に減少することで起こるめまいや立ちくらみです。特に、寝ている状態から急に起き上がると、血圧の調節が追いつかずに起こりやすくなります。自律神経のバランスが乱れている方や、脱水気味の方、特定の薬を服用している方などに見られやすい傾向があります。また、貧血も、めまいや立ちくらみ、倦怠感などを引き起こす原因となります。鉄分の不足などにより、血液中のヘモグロビン濃度が低下すると、脳に十分な酸素が供給されにくくなり、めまいが生じやすくなります。特に女性は月経の影響で貧血になりやすいため注意が必要です。さらに、不整脈やその他の心臓疾患が原因で、脳への血流が不安定になり、めまいを引き起こすこともあります。動悸や息切れ、胸の不快感などを伴う場合は、循環器内科での精密検査が必要となることがあります。その他、低血糖の状態でも、めまいや冷や汗、手の震えといった症状が現れることがあります。糖尿病の治療中の方や、食事を抜いたり、極端なダイエットをしたりしている方は注意が必要です。これらの全身状態に関連するめまいは、内科医が問診や身体診察、血液検査、心電図検査などを行い、原因を特定し、適切な治療や生活指導を行います。