子供のものもらい何科を受診すべき?

ホーム / 未分類 / 子供のものもらい何科を受診すべき?

子供のまぶたが赤く腫れていたり、痛がっていたり、「ものもらい」が疑われる症状が見られた場合、どの診療科を受診すれば良いのでしょうか。目の周りのトラブルなので、眼科か小児科か迷うこともあるかもしれません。結論から言うと、「ものもらい」が疑われる場合は、眼科を受診するのが最も適切です。眼科医は、目の病気の専門家であり、ものもらい(麦粒腫や霰粒腫)の診断と治療に関する専門的な知識と技術を持っています。専用の検査器具(細隙灯顕微鏡など)を使って、まぶたの状態や目の内部を詳細に観察し、正確な診断を下すことができます。そして、その診断に基づいて、抗菌薬の点眼薬や眼軟膏、場合によっては内服薬などを処方してくれます。また、膿が溜まっている場合には、必要に応じて切開して膿を排出する処置(切開排膿)を行うこともあります。これらの処置は、眼科でなければ適切に行うことができません。もちろん、かかりつけの小児科医にまず相談するという選択肢もあります。小児科医は、子供の全身状態を把握しており、一般的な感染症やアレルギー疾患などとの鑑別も行ってくれます。そして、ものもらいと診断された場合や、より専門的な診察が必要と判断された場合には、眼科へ紹介してくれるでしょう。特に、発熱や全身倦怠感など、目以外の症状も伴っている場合は、まずは小児科で全身状態を診てもらうのが良いかもしれません。しかし、目の症状が主であり、「ものもらい」の可能性が高いと考えるのであれば、最初から眼科を受診する方が、より迅速で専門的な治療につながることが多いと言えます。どちらの科を受診するにしても、大切なのは自己判断で放置せず、早めに医療機関に相談することです。