耳かきの道具選び綿棒と耳かき棒どちらが良い?

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耳かきをする際、どのような道具を使っていますか?一般的によく使われるのは、綿棒と耳かき棒(竹製や金属製など)ですが、それぞれに特徴があり、使い方を間違えると耳を傷つける原因にもなりかねません。どちらの道具が良いのか、そして安全な使い方について考えてみましょう。まず、綿棒についてです。綿棒は、先端が柔らかく、比較的安全に使えると思われがちですが、使い方には注意が必要です。綿棒で耳の奥までグリグリと掃除しようとすると、耳垢を奥に押し込んでしまう「耳垢栓塞」の原因になることがあります。また、綿球の部分が意外と大きいため、外耳道の皮膚を圧迫し、炎症を引き起こすこともあります。綿棒を使う場合は、耳の入り口から1cm程度の浅い部分の水分を拭き取ったり、見える範囲の耳垢を優しくぬぐい取ったりする程度に留めるのが良いでしょう。お風呂上がりに、耳の入り口の水分を取るのに適しています。次に、耳かき棒です。竹製や金属製、プラスチック製など様々な素材があり、先端の形状もスプーン型やコイル型など多種多様です。耳かき棒は、綿棒よりも細かい耳垢を取りやすいというメリットがありますが、先端が硬いため、力を入れすぎたり、奥まで入れすぎたりすると、外耳道の皮膚や鼓膜を傷つけるリスクが高まります。特に、金属製のものは刺激が強いため、注意が必要です。耳かき棒を使う場合も、耳の入り口から見える範囲の耳垢を、優しく掻き出すように使用しましょう。決して奥まで深く差し込んだり、ゴシゴシと強くこすったりしないようにしてください。どちらの道具を使うにしても、**「優しく、浅く、見える範囲で」**というのが安全な耳かきの基本です。また、耳かきは清潔なものを使用し、他人との共用は避けましょう。もし、どの道具を使っても耳垢がうまく取れない、あるいは不快感が続く場合は、無理をせず耳鼻咽喉科を受診することをお勧めします。専門医であれば、安全かつ確実に耳垢を除去してくれます。