骨粗鬆症の症状気づきにくい初期サイン

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骨粗鬆症は、初期には自覚症状がほとんどないため、「サイレント・ディジーズ(静かなる病気)」とも呼ばれています。そのため、気づかないうちに病状が進行し、骨折して初めて骨粗鬆症と診断されるケースも少なくありません。しかし、注意深く観察していれば、骨粗鬆症の進行を示唆するいくつかの初期サインに気づくことができるかもしれません。まず、身長の低下です。若い頃と比べて身長が2cm以上縮んだ場合は、背骨(脊椎)が圧迫骨折を起こしている可能性があります。脊椎の圧迫骨折は、骨粗鬆症による骨折の中でも比較的早期に起こりやすく、強い痛みを伴わないこともあるため、見過ごされがちです。次に、**背中や腰の曲がり(円背)**です。背骨の圧迫骨折が複数箇所で起こると、背中が丸くなったり、腰が曲がったりして、姿勢が悪くなることがあります。これも、骨粗鬆症が進行しているサインの一つと考えられます。また、慢性的な腰痛や背中の痛みも、骨粗鬆症の症状である可能性があります。特に、体を動かした時や、長時間同じ姿勢でいた後に痛みを感じる場合は注意が必要です。ただし、これらの痛みは、他の原因(筋肉痛や椎間板ヘルニアなど)でも起こり得るため、自己判断は禁物です。その他、立ち上がる時や歩き始めに、背中や腰に痛みを感じる、以前よりも疲れやすくなった、ちょっとしたことで骨折した経験があるといったことも、骨粗鬆症の可能性を示唆するサインかもしれません。これらの症状は、必ずしも骨粗鬆症だけが原因とは限りませんが、もし思い当たる節があれば、一度医療機関を受診し、骨密度の検査などを受けてみることをお勧めします。早期に発見し、適切な対策を講じることで、骨折のリスクを減らし、健康な生活を長く続けることができます。