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  • りんご病のかゆみはいつからいつまで続く?

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    りんご病の症状の一つとして現れることがある「かゆみ」。この不快な症状は、一体いつから始まり、いつまで続くのでしょうか。かゆみの出現時期や持続期間には個人差がありますが、一般的な経過を知っておくと、心の準備にも繋がります。りんご病の発疹は、いくつかの段階を経て現れます。まず、感染後約一週間から十日程度の潜伏期間の後、微熱や倦怠感、筋肉痛といった風邪に似た症状が現れることがあります(ただし、これらの前駆症状がない場合も多いです)。そして、その数日後に、両頬に境界鮮明な赤い発疹(蝶形紅斑、平手打ち様紅斑とも呼ばれます)が出現します。この頬の発疹の段階では、かゆみはあまりないか、あっても軽度であることが一般的です。頬の発疹が出現してから一、二日後くらいから、腕や足、太もも、お尻、体幹部などに、レース編み模様や網目状、あるいはまだら状の赤い発疹が広がっていきます。この手足や体幹部の発疹は、かゆみを伴うことが比較的多く、この時期にかゆみを感じ始める人が多いようです。かゆみの強さは、軽いものから、夜も眠れないほど強いものまで様々です。このレース状の発疹は、通常、一週間から十日程度で徐々に消えていきますが、その間、かゆみも続いたり、軽快したりを繰り返すことがあります。また、りんご病の発疹の特徴として、一度消えたように見えても、日光(紫外線)や入浴、運動、精神的な興奮、寒暖差などの刺激によって、数週間から一ヶ月程度にわたり、繰り返し現れる(再燃する)ことがあります。この再燃時にも、かゆみを伴うことがあります。したがって、りんご病のかゆみが完全に治まるまでの期間は、一概には言えませんが、発疹が完全に消え、再燃しなくなるまでは、かゆみが出たり引いたりを繰り返す可能性があると理解しておくと良いでしょう。もし、かゆみが長引いたり、日常生活に支障が出るほど強かったりする場合は、医師に相談し、適切な対処法のアドバイスを受けるようにしましょう。