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  • リウマチ治療と日常生活での注意点

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    関節リウマチの治療は、医療機関での薬物療法やリハビリテーションだけでなく、日常生活における自己管理も非常に重要です。日々の生活でいくつかの点に注意することで、症状のコントロールを助け、QOL(生活の質)の向上に繋げることができます。まず、最も大切なのは、無理のない範囲で体を動かすことです。関節の痛みやこわばりがあるからといって、全く動かないでいると、筋力が低下し、関節の可動域も狭くなってしまいます。医師や理学療法士の指導のもと、関節に負担をかけないストレッチや筋力トレーニング、有酸素運動(ウォーキングや水泳など)を継続的に行うことが、関節機能の維持・改善に役立ちます。ただし、関節の炎症が強い時は安静を保ち、無理な運動は避けましょう。次に、バランスの取れた食事を心がけることです。特定の食品がリウマチを治すという科学的根拠はありませんが、骨や筋肉の健康を維持するために、タンパク質、カルシウム、ビタミンDなどを十分に摂取することが大切です。また、肥満は関節への負担を増やすため、適正体重を維持することも重要です。体を冷やさないこともポイントです。冷えは、関節の痛みやこわばりを悪化させることがあります。夏場でも冷房の効きすぎに注意し、冬場は保温を心がけましょう。入浴で体を温めるのも効果的です。十分な睡眠と休息も不可欠です。睡眠不足や疲労は、免疫機能の低下やストレスの増大を招き、リウマチの症状を悪化させる可能性があります。規則正しい生活を送り、質の高い睡眠を確保するようにしましょう。また、精神的なストレスも、リウマチの症状に影響を与えることがあります。趣味の時間を持つ、リラックスできる方法を見つけるなど、上手にストレスをコントロールすることも大切です。そして、禁煙は必須です。喫煙は、リウマチの発症リスクを高めるだけでなく、病気の活動性を高め、治療効果を低下させることが知られています。これらの日常生活での注意点を守り、医師の指示に従って治療を継続することが、リウマチと上手に付き合っていくための鍵となります。