病院ナビ

未分類
  • 大人の溶連菌喉の痛みはどれくらい続く?

    未分類

    大人が溶連菌感染症にかかると、しばしば耐え難いほどの強い喉の痛みに見舞われます。このつらい喉の痛みは、一体どのくらいの期間続くのでしょうか。症状の経過や治療の開始時期によって異なりますが、一般的な目安を知っておくと、少しは安心できるかもしれません。まず、溶連菌感染症の治療の基本は、抗菌薬(抗生物質)の内服です。適切な抗菌薬による治療を開始すると、通常は服用開始から二十四時間から四十八時間程度で、熱が下がり始め、喉の痛みも徐々に和らいでくることが多いです。つまり、早めに医療機関を受診し、適切な治療を開始できれば、激しい喉の痛みに見舞われる期間は比較的短く済む可能性があります。しかし、抗菌薬を服用し始めてすぐに痛みが完全に消えるわけではありません。多くの場合、数日間は喉の違和感や軽い痛みが残ることがあります。食事や水分を摂る際に、まだ少ししみるような感覚が続くかもしれません。完全に喉の痛みがなくなるまでには、個人差がありますが、一週間程度かかることもあります。もし、抗菌薬を服用し始めて数日経っても、喉の痛みが全く改善しない、あるいはむしろ悪化しているような場合は、処方された抗菌薬が効いていない可能性や、他の合併症(例えば、扁桃周囲炎や扁桃周囲膿瘍など)を引き起こしている可能性も考えられるため、再度医療機関を受診し、医師に相談する必要があります。また、自己判断で抗菌薬の服用を途中でやめてしまうと、症状がぶり返したり、菌が完全に死滅せずにリウマチ熱や急性糸球体腎炎といった重大な合併症を引き起こすリスクが高まったりします。そのため、医師から処方された抗菌薬は、症状が改善した後も必ず指示された期間、最後まで飲み切ることが非常に重要です。つらい喉の痛みをできるだけ早く和らげ、合併症を防ぐためにも、早期受診と確実な服薬を心がけましょう。