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寝起きに足がパンパン!夜間のむくみの原因と解消法
「朝起きたら、足がパンパンにむくんでいた…」という経験はありませんか。通常、足のむくみは夕方にピークを迎え、一晩寝るとある程度解消されることが多いですが、寝起きにもむくみが残っている場合は、いくつかの原因が考えられます。まず、前日の塩分の摂りすぎです。夕食で塩辛いものをたくさん食べたり、お酒のおつまみなどで塩分を過剰に摂取したりすると、夜間に体内に水分が溜め込まれ、朝のむくみに繋がることがあります。また、水分摂取のバランスも影響します。寝る前に大量の水分を摂ると、処理しきれずにむくみとして現れることがあります。逆に、水分摂取が極端に少ないと、体は水分を保持しようとしてむくみやすくなることもあります。アルコールの飲みすぎも、血管を拡張させたり、抗利尿ホルモンの分泌を抑制したりするため、むくみの原因となります。睡眠時の姿勢も関係しているかもしれません。うつ伏せで寝たり、足を心臓より低い位置にして寝たりすると、足に水分が溜まりやすくなることがあります。また、睡眠不足や不規則な睡眠リズムは、自律神経のバランスを乱し、水分代謝を悪化させる可能性があります。さらに、何らかの病気が原因で、夜間や朝方にむくみが現れることもあります。例えば、腎臓病や心不全、甲状腺機能低下症などは、全身性のむくみを引き起こし、朝にも症状が残ることがあります。解消法としては、まず、寝る前の塩分やアルコールの摂取を控えることが大切です。水分摂取は、日中にこまめに行い、寝る直前の大量摂取は避けましょう。寝る時には、足を少し高くして寝る(クッションや枕などを足元に置く)と、足に溜まった水分が心臓に戻りやすくなり、むくみの軽減に繋がります。朝起きたら、軽いストレッチやマッサージで足の血行を促進するのも効果的です。足首を回したり、ふくらはぎを揉んだりしてみましょう。もし、寝起きの足のパンパン感が頻繁に起こる、あるいは他の症状(息切れ、体重増加、尿量の変化など)も伴う場合は、自己判断せずに医療機関を受診し、原因を調べてもらうことが重要です。