子供のお腹に湿疹ができてしまった時、どの診療科に連れて行けば良いのか迷うことがあるかもしれません。症状の程度や、他にどのような症状があるかによって、適切な診療科を選ぶことが、早期の診断と治療につながります。まず、最も一般的なのは小児科です。小児科医は、子供の病気全般に関する専門家であり、あせもや乾燥性湿疹、乳児湿疹、アトピー性皮膚炎といった、子供によく見られる皮膚トラブルの診断と初期治療を行うことができます。また、発熱や下痢、嘔吐といった他の全身症状を伴う場合や、食物アレルギーなどが疑われる場合も、まずは小児科で総合的に診てもらうのが良いでしょう。必要に応じて、より専門的な皮膚科やアレルギー科へ紹介してくれます。次に、皮膚の症状が特に顕著で、かゆみが強い、湿疹が広範囲に及んでいる、あるいはなかなか治らないといった場合は、皮膚科の受診も有効です。皮膚科医は、皮膚疾患の専門家であり、様々な種類の湿疹や皮膚炎の診断と治療に長けています。視診や触診に加え、必要に応じて皮膚の一部を採取して検査(真菌検査など)を行ったり、アレルギー検査(パッチテスト、血液検査など)を行ったりして、原因を特定し、より専門的な治療(塗り薬の選択や使い方、スキンケア指導など)を受けることができます。また、アレルギーが強く関与していると考えられる場合、例えば、アトピー性皮膚炎が疑われる場合や、食物アレルギー、花粉症、気管支喘息といった他のアレルギー疾患も合併しているような場合は、アレルギー科を標榜している医療機関を受診するのも良い選択です。アレルギー専門医は、アレルギー疾患全般に関する深い知識を持ち、総合的なアレルギー対策や治療を行ってくれます。どの科を受診すべきか迷った場合は、まずはかかりつけの小児科医に相談し、アドバイスを求めるのがスムーズです。大切なのは、自己判断で市販薬を使い続けたり、放置したりせず、早めに医療機関を受診することです。
子供のお腹の湿疹何科を受診すべき?